2026-11-03
薬水駅の歯科での顎関節治療、どう行う?理学療法・ボトックス・歯ぎしり用マウスピース
顎の痛みや頭痛、歯ぎしりでお悩みの方へ。薬水駅のバルン歯科が、顎関節症の原因の確認方法と、理学療法・ボトックス・歯ぎしり用マウスピースによる治療について解説します。


こんにちは。
薬水駅の歯科 バルン歯科
代表院長のキム・テヨンです。^^
「顎が痛くて、頭痛もよくあるんです。」
「寝ているときに歯ぎしりをしていると言われました。」
このようなお悩みで歯科を訪れる方も少なくありません。
まず結論から申し上げると、
顎の痛みは、原因が関節にあるのか、顎を動かす筋肉にあるのかによって治療法が異なります。
そのため、まず原因を確認したうえで必要な治療を決めます。
本日は、顎関節症とはどのような病気か、歯科ではどのように原因を確認するのかをご説明します。
治療法のうち、理学療法・ボトックス・歯ぎしり用マウスピースについても、一つずつご紹介します。
顎関節症はどのような病気ですか? |
顎関節は、口を開けたり閉じたりするたびに動く関節です。
顎関節症というと、関節そのものの問題だけを思い浮かべがちです。
しかし、顎を動かす筋肉、つまり咀嚼筋が原因となっているケースもあります。
咀嚼筋は、食べ物を噛むときに使う筋肉です。
顔にあって咀嚼に関わる筋肉は4つあり、
そのうちボトックス治療に主に用いられるのは、下顎の横にある咬筋と、こめかみ付近の側頭筋です。

咀嚼筋が過度に緊張して活発に動いていると、顎関節の痛みや頭痛につながることがあります。
また、咬筋が強く発達すると噛む力(咬合力)が強くなり、歯や補綴物が繰り返し割れることもあります。
歯ぎしりの癖や、何かに集中している際に無意識に歯を強く食いしばる癖があると、
歯に過剰な力が加わり、歯がすり減る(摩耗する)ことがあります。
特に睡眠中の歯ぎしりは、自分で意識して直すのが難しいものです。
こんな場合は顎関節の診療をおすすめします |

✔ 顎が痛い、または頭痛が頻繁に起こる場合
✔ 歯や補綴物が繰り返し割れたり、ひびが入ったりする場合
✔ 歯ぎしりをしたり、集中しているときに歯を強く食いしばる癖がある場合
✔ 使っている歯ぎしり用マウスピースがすり減ったり、穴が開いたりした場合
歯科では次のように原因を確認します |

①問診と触診
どの部位に不具合があるかをお伺いし、実際に触れて確認します。
② 顎関節のレントゲン写真
口を閉じた状態と開いた状態でそれぞれ撮影し、顎関節の位置を比較します。
この写真で、関節そのものに異常がないかを確認します。
③ 関節運動性の評価
痛みのある部位の検査、開口量の評価、開閉口時に痛みが出る部位の検査
原因が関節なのか筋肉なのか、歯ぎしりがあるのかによって治療法が変わります。
治療法① 顎関節の理学療法 |

バルン歯科では、顎関節用の理学療法機器を使った理学療法を行っています。
写真のように手軽に受けられるのも利点です。
咀嚼筋が原因の場合は、後ほどご説明するボトックス注射と併用し、
筋肉の部位に対して理学療法を定期的に行います。
治療法② 咀嚼筋へのボトックス注射 |
ボトックスというと、まずはフェイスラインを整える美容施術を思い浮かべる方が多いと思います。
歯科では、美容目的だけでなく治療目的でもボツリヌス毒素(ボトックス)を使用します。
ボトックスは、注射した筋肉の収縮運動を抑えます。
そのため、過度に緊張した咀嚼筋や噛む力を調整する目的で用いられます。
顎関節の痛みや頭痛、強い咬合力による歯の破折、歯ぎしりの治療に適用します。

注射はどこに打つのですか?
咬筋と側頭筋に注射します。
筋肉の分布と厚さを見て、注射する位置と刺入点を決めます。
効果はいつから、どのくらい続きますか?
効果は注射後1〜2週間ほどで現れ、3〜6か月程度持続します。
効果や持続期間には個人差があります。
こんな方にはおすすめしていません
・特定系統の抗生物質を服用中の方
・妊娠中または授乳中の方
・筋骨格系の疾患がある方
・小児
噛んだときに頬がぷっくり膨らむようなら?
咬筋は二層構造になっており、二層の間を靭帯が膜のように仕切っています。
注射は深い層に打ちます。
ところで、この膜が硬かったり筋肉が大きく発達していたりすると、薬剤が浅い層まで広がりにくいことがあります。
その結果、噛んだときに浅い層だけがぷっくりと膨らむ現象が起こることがあります。
その場合は経過を見守り、時間が経っても変わらなければ、その部位に追加で注射します。
治療法③ オーダーメイドの歯ぎしり用マウスピース |

睡眠中は、咀嚼筋も歯も休ませる必要があります。
しかし歯ぎしりの癖があると、寝ている間も筋肉が緊張し、歯に力がかかり続けてしまいます。
歯ぎしり用マウスピースは、厚みのあるプラスチックで作ります。
マウスピースを装着すると、上下の歯が直接触れ合わないように保護膜の役割を果たし、
歯ぎしりの際に顎関節にかかる負担を分散させます。

① 精密な型取り:上下の歯にしっかりフィットするよう製作します。
② 厚みを持たせて製作:長時間歯ぎしりをすると、プラスチックも摩耗するためです。
③ 診療室での咬合調整:左右がバランスよく当たり、歯ぎしりの際にマウスピースが上下の歯の動きを妨げないよう調整します。
④ 定期点検:時間の経過とともにマウスピースが変形し、上下の歯が当たる位置(咬合点)も変わるためです。
ぜひご理解いただきたい点があります。
マウスピースを使用しても、歯ぎしりそのものが減るわけではありません。
マウスピースは、歯ぎしりによって歯や筋肉が受ける影響を軽減する役割を担うものです。
そのため、筋肉の緊張が強い場合には、ボトックス治療を併用することもあります。
市販の既製品を使ってもよいでしょうか?
おすすめしていません。
既製品は柔らかい素材のため、すぐにすり減ってしまうことがあります。
また、ご自身の歯に合わせて作られたものではないため、上下の歯のかみ合わせ(咬合)がずれることがあり、
顎関節にも悪い影響を与えるおそれがあります。
原因に合った方法だけを行います |

顎関節症は、原因が関節なのか筋肉なのかによって治療法が異なります。
そのため、バルン歯科ではレントゲン写真と触診で原因を先に切り分けたうえで、
原因に合った治療法を決めます。
歯ぎしり用マウスピースは、作って終わりではありません。
調整と定期点検までが治療です。
顎の痛みや歯ぎしりでお悩みの方は、
検診を受けて、ご自身の状態に合った治療計画を立てていただければと思います。
ありがとうございました。
薬水駅 バルン歯科
代表院長 キム・テヨン

本記事は一般的な医療情報の提供を目的として作成されたものです。治療法や効果、回復の速さ、副作用は、個人のお口の状態や咬合、筋肉の状態などによって異なる場合があるため、十分な診断と相談のうえで決定してください。
よくある質問
顎が痛くて頭痛も多い場合は、歯科に行くべきでしょうか?
はい、顎が痛い場合や頭痛が頻繁にある場合は、顎関節の診療をおすすめします。顎の痛みは、原因が関節にあるのか顎を動かす筋肉にあるのかによって治療法が異なるため、歯科でまず原因を確認します。
顎関節症は関節だけに起こるものですか?
いいえ、顎関節症は関節そのものの問題だけでなく、噛む際に使う咀嚼筋が原因となることもあります。咀嚼筋が過度に緊張すると顎関節の痛みや頭痛につながることがあり、咬筋が強く発達すると噛む力が強くなって、歯や補綴物が繰り返し割れることもあります。
歯科では顎関節の原因をどのように確認しますか?
問診・触診、顎関節のレントゲン写真、関節運動性の評価によって原因を確認します。どの部位に不具合があるかをお伺いしながら直接触診を行い、口を閉じた状態と開いた状態で撮影したレントゲン写真で関節の位置を比較します。原因が関節なのか筋肉なのか、歯ぎしりがあるのかによって治療法が変わります。
顎関節の理学療法はどのように行われますか?
顎関節の理学療法は、顎関節用の理学療法機器を使って行います。咀嚼筋が原因の場合は、ボトックス注射と併用し、筋肉の部位に対して定期的に理学療法を行います。
歯科でのボトックス治療は、いつ効果が現れますか?
注射後1〜2週間ほどで効果が現れ、3〜6か月程度持続します。効果や持続期間には個人差があります。注射位置は、筋肉の分布と厚さを見て決めます。
市販の既製品の歯ぎしり用マウスピースを使ってもいいですか?
いいえ、おすすめしていません。既製品は柔らかい素材のためすぐにすり減ることがあり、ご自身の歯に合わせて作られたものではないため、上下の歯のかみ合わせがずれることがあります。顎関節にも悪い影響を与えるおそれがあります。